被災した吉田町のみかん山で
「大地の再生講座」を開催するべく
寄付金を募ることにしました。
プラスの再生へ結ぶ足掛かりを、今実行したい。
皆様、どうかご協力をお願いします。
「大地の再生講座 in 吉田町」開催決定!!
詳細はこちら
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。
目標金額達成に向け、引き続きご寄付のほどよろしくお願いします。
(画像の参考元:株式会社リプルエフェクト)
「愛媛みかん」発祥の地であるみかんの里、宇和島市吉田町。
平成30年7月豪雨によって、町内全域で土砂崩壊、河川氾濫の被害を受けました。
愛媛大学の調査によると、愛媛県南予の大洲市、西予市、宇和島市を中心とした地域の斜面崩壊は、少なくとも 3,410 箇所。
吉田町の範囲では 2,271 箇所と極めて多くの崩壊が見られました。
リアス式海岸が広がる流域の土壌とみかん山。
土砂崩壊が多発したのは複合的な要因ではありますが、コンクリートの擁壁や排水路に頼り過ぎており、この土地への“気遣い”が足りませんでした。
柑橘農家としてできることがあったのではないか?
街は復興に向け、着々と歩んでいます。
災害復旧は 1) 緊急措置、2) 応急復旧、3) 本復旧の順で進められ、現在は応急復旧に移る段階です。
崩れたみかん山の復旧もこれから徐々に始まっていきますが、
「どうして崩れたのか。」
柑橘農家をはじめ、土木業者もこのことを知り得ていないのが現状です。
流れのままに元に戻し、コンクリートで蓋をし壁を築く工法を軸に復旧が進もうとしています。
土砂崩壊箇所には、このコンクリート構造物で固められた現場も数多くありました。
傷んだ森林の姿や藪化した草木の表情も見受けられました。
土砂崩れは自然の摂理でもある。
今後も異常気象が起こる兆しのある中で、また同じ結果を招き、山と谷を守る事はできるのか。
どうしたら土砂災害の規模と量を減らせ、減災に繋がるのか。
造園技師の矢野智徳氏が全国各地で手懸ける「大地の再生講座」
「地上・地下の空気と水の流れを良くし、植物の力を借りながら環境を改善する」
それを現場で作業を通しながら、身体を使って学ぶ講座です。
矢野氏は、大規模みかん農園「金山パイロットファーム」での環境改善をこの手法で施業しました。
みかんの樹勢回復、収量と糖度の増加がみられ、土壌水分の減少と降雨後の減水が早くなる調査結果も報告されています。
(現代農業 平成30年10月号より。著者:大内正伸)
また、西日本豪雨被災地の広島県中畑地区での緊急処置・応急復旧にも携わっています。
土砂崩れの原因を捉え、被災地から泥水・泥埃が消える効果が現れています。
(一般社団法人 大地の再生 結の杜づくり Facebook ページより)
みかん山の復旧と減災に、この知恵と土木技術を活かして復興したい。
豊かなみかん山を築くことで山を保全する環境保全型農業が、柑橘農家にできる減災へのアプローチです。
目の前の生活や業に追われる最中ですが、早めに手当てし、元環境の修復と改善を進めることで必ず変わってきます。
みかん山減災大作戦を応援してください!
このプロジェクトを行うにあたって、吉田町のみかん山で「大地の再生講座」を開催するための資金が必要です。
被災した柑橘農家に全額支払ってもらうことは、できるだけ避けたい。
矢野さんも今回は経費分だけで構わないと仰ってくれましたが、お金を借り被災地でボランティアの復旧活動をしている彼らにはきちんと支払いたい。
寄付を募らせてください!
ご賛同いただける皆様に、活動支援金のご寄付というかたちで応援をお願いしています。
一緒にこの急務なプロジェクトに関わっていただきますよう、心よりお願い申し上げます。
応援していただいた皆様には、後日、被災したみかん山の再生・環境改善レポート (PDF) をメールでお送りいたします。
寄付していただいた支援金は、全額大地の再生講座の開催費、その運営費として、大切に使わせていただきます。
「大地の再生講座 in 吉田町」を終え、
現在寄付の募集は一旦止めております。
みかん山減災大作戦概要
- 吉田町の被災したみかん山で「大地の再生講座」を開催する(できたら数回)
- 施行後のみかん山の経過を、従来工法の現場等と比較しながら観察する
- 結果良好の場合、公的助成金の対象工事として認可されるよう働きかける
- 認可後、全ての被災したみかん山の復旧にこの手法と助成金が使えるようになる
- 関心を持つ柑橘農家が増え、施工を考える土木業者が徐々に増える
- みかん山から本来の自然の機能が回復していき、減災に繋がる
発起人: 海と山の農園
〒799-3772 愛媛県宇和島市吉田町奥浦甲236
mail: umiyamafarm@gmail.com
tel: